自分を抑えて。


我慢して我慢して。


いつか春菜が壊れてしまうんじゃないかって思った。


だからそんな春菜を抱きしめてあげたかった。


大丈夫だよ。


俺が傍に居るからって言いたかった。


でも抱きしめられないのは、言えないのは。


俺たちが幼なじみで。


あまりに兄妹として過ごしてきた時間が長いから。


俺は怖いんだ。


この関係が壊れて、春菜と一緒にいれなくなるの。


だから言えない。


俺は弱虫かもしれないな。