次の日、意外にもヒデはケロッとしていて、いつものように私をからかって遊んでいた。 私はチョッカイを出され、怒りながらも心の中はホッとしていた。 振られた理由は知りたいけど、ヒデのあんな顔を見てしまったからこれ以上聞けなかったんだ。 そんなこともありながら、ヒデと私は今まで以上に仲良くなっていった気がする。 私はヒデのことがもっと大好きになっていった。 血は繋がらないけど、私にとっては本当のお兄ちゃん以外のなにものでもなかったんだ。