私の名前は、冨永 玲。


私は、誰に告白されてもOKする。


それは、校内でちょっと有名だったりする。


校内どころか、校外でも少しずつ噂になっているらしい。


噂を耳にした仲のいい友達から聞くと、苦笑いしかできない。


それも、仕方のないことだけど。


大半は、事実だから。


友達も理由がわかっているから、それに関しては、口出しはしない。


ただ一つだけ言われることがある。


『少しだけでいいから、自分を大切にして。』


私のことを思ってくれる人がいる。

それは、とても嬉しいこと。


けど、もうどうしたらわからない。


それが、本音だったりする。


私が有名だったり、噂になったりする理由は、私からは絶対にフらない。


相手が私に飽きるのを待つのだ。


しかも、そんなことやっていていたら、高校に入学してからの人数がすごいことになってしまったのだ。


興味本位に告白してくる男子が多いからでもある。


だから、ローテーションが必然的に早くなってしまっているのだ。


諦めながらも期待している自分が、どうしてもいるから、そうなって変なループにはまってしまった気がする。


今の私は、さっきフラれて、しまったから、フリーだ。