「何で俺だけにkissをして来ないんだ!」

Mariaは呆れて心の声を出していた…

「そんな事を、この男は気にしてたの~」

「この男だと!」

Mariaは慌てて口を手で押さえたが遅かった。彰の怒りは頂点に達していた…

「こんな事ねぇ~ふざけるな!俺がお前のせいで悔しい思いをしたか分からないだろうが(怒)」

Mariaはビックリしていた。話したのは今回が初めてだけど、皆が噂してる生徒会長のイメージは「天使のように優しく」話すとか「優しく微笑む」とか聞いていたからだった。でも、今Mariaの目の前にいる生徒会長の彰は、天使と言うよりは悪魔のような鋭い目つきでMariaを見ていた。その時にMariaは思った、何でココが何故立ち入り禁止かを…

【う~ん…どうしよう】

彰は一生懸命に話をしているのにMariaが上の空なのが気に入らなかった…

「おい、聞いてるのか!」

Mariaは驚いていた…

「えっ!あぁ~はい」

「嘘をつくな!」

【っていうか私はどうしたらいいのよ~】

彰はどうしてもMariaが自分だけにkissをしないのが気になって問い詰めた…

「答えてくれMariaどうして俺だけ避けるんだ?」

【そんな事を言われても…女の勘?って言えないしなぁ…この二重人格が分かったって答えようかなぁ…う~ん…やっぱり笑顔かなぁ…】

暫く考えてMariaは正直に答えた…

「会長の、その作り笑いが偽物だから怖かった」

彰はMariaの答えにビックリしながらも、また質問した…

「そんな事を初めて言われた。Maria?それだけじゃないよな!」

Mariaは一番大事な事を隠して言っていなかった。それを彰にバレていたのだったが言えるはずがない、それは…

「わかったわ、言うわね」

すると彰はニヤニヤしていた。Mariaはコレだけは言いたくなかったけど、諦めて答えた…

「会長から、ほのかに薔薇の香がしていたから…怖くて避けていた。普通と違う感じがして…」


彰は笑った…

「アハハハハ…」

Mariaは彰が何故、笑ったか分からなかった…