教室に戻ったMariaは皆が騒がしかったので聞いてみた。すると転入生が来るって言う情報が入ったみたいだった。Mariaは興味がなかったので携帯でメールをチェックしていた…すると貴志、竜二、慎の3人からメールが届いていた…

「メールかぁ…」

Mariaは自分の気持ちも分からないし、彰の事もあったのでどうしていいか分からなかった…

「暫くは男友達にも、彰にも会いたくないなぁ…」

そんな事を考えていたMariaはメールの返信もしなかった…

「コレで、いいよね」

チャイムが鳴って担任が教室に入って来た…

「皆、席について、これから新しい仲間を紹介するな」

「ガチャガチャ」ドアが開いて入ってきたのは、髪がパッキンで瞳がブルーで可愛らしい男だった。クラスの皆が「可愛い~」っと叫んでいた…

ただMariaだけは黙ったままだった。そして転入生の自己紹介が始まった…

「皆さん初めまして、榊原 光です。ヨロシクお願いします」

突然Mariaは立ち上がった…それを見ていた担任は…

「どうしたのですかMariaさん?」

「いいえ、すみません」

Mariaは隠れるようにしていた。でも榊原 光はずーっとMariaを見ていた…

「榊原クンの席はMariaさんの隣の一番後ろの窓際です。」

すると光はMariaの隣に座った。そして挨拶をした…

「ヨロシクね」

Mariaは黙っていたので、担任がMariに言った…

「Mariaさん、仲良くして下さいね」

「…はい」

Mariaは早く授業が終わる事を願った。ココから今すぐにでも逃げ出したかったからだ…

暫くしてチャイムが鳴ったのでMariaは急いで教室を出て、校舎裏に向かった。そのMariaを追いかけた人がいた…

「もう、何でアイツが…」

すると、一人の男がMariaの所に走って来た。その男とは…