体育館に着いた彰とMariaは、生徒達に見えないようにしていた。彰は時間になり全校生徒の前に出て行った。もちろん天使の仮面をつけているので…


「皆さんお忙しい所、緊急集会に集まって頂いき、ありがとうございます。」


Mariaは彰の切り替えにビックリしていた。あの悪魔のような男が、今、自分の目の前に居る男は誰が見ても天使にしか見えなかったからだった…


「凄いわ〜」


Mariaは感心していた。すると彰は…


「今日集まって頂いたのは、やっと生徒会に副会長が決まったので報告させて頂きます。ではどうぞ」


彰はMariaを呼んだ。Mariaも自分の気持ちを抑えて天使の仮面をつけて全校生徒の前に出た。すると男友達が…


「何でMariaが!?俺達は認めねー」


彰は全校生徒に…


「Mariaさんには副会長をしてもらいます。皆さんよろしくお願いします」


すると彰がMariaを見て…


「皆さん、ごめんなさい。私事ですが、Mariaさんは僕の彼女になります。」


すると全校生徒が騒ぎ出した。中には泣く女もいたが彰は話しを止める事はなかった。急な出来事にMariaは黙ったままだった…


【ちょっと…理解が出来ない…何が起きてるのよ〜】

彰はMariaを見て微笑んでいた。彰の企みの一つがコレだった…