文学乙女

−ちゃんと言わなきゃ!





あたしは決心を固めると、軽く深呼吸をした。





そして、両手を膝に置いて、宣ちゃんを見る。





「この前くれた返事………」





あたしはおずおずと、口を開く。





「この前くれた返事……なんだけど……」





一言ひとこと喋るなり、あたしの声が震えている気がした。





何回も会って、気楽に話せる存在なのは分かってるけど。





いざ告るとなると、やっぱり緊張するし、ストレートに言えない!





その前に、告った本人が覚えてるかどうか……。





「覚えて、ない……か……」





あたしは、たははと苦笑した。