文学乙女

再び宣ちゃんをさりげなく見るなり、スーツ姿で告られたことを思い出してしまった。





あの時の宣ちゃんの姿に、正直グッと来たし、ドキッとした。





大げさな言い方だけど、なんかおとぎ話のクライマックスみたいな出来事だった。





でも、現実にそういう出来事は、正直有り得ないけど……。





現実になくったって、今はこうして会ってるんだし。




宣ちゃんだって、あたしが本心を言うのを待ってるだろうし……。





−あたし、このままハッキリしないままでいいの?





また、前みたいにウジウジなままでいるわけ……?





………いや………。





いいわけがないっっ!





ウジウジしたままじゃ、なんにも変わらないわ。