文学乙女

あたしは仕方なく電話が来るのを待つことにした。





少し時間がたったら、また改めて電話をかけるつもり。





宣ちゃん、一体どこにいるんだろう……。





宣ちゃんの行方を気にしつつ、あたしはとぼとぼ歩く。





いざ一人になると、どういうわけか、寂しさを感じる。





周りは誰かと一緒に楽しく会話しながら、場内を歩いたり、はしゃいでる光景が目に映った。





完璧に迷子だな。





いい大人が、この有り様とは……(--;)





あたしはため息をついた。




歩き疲れたこともあり、歩道に座り込む。





頬杖を付きながら、気晴らしによさこいチームの演舞をじっと見物。





…といっても、見物客が多すぎて、旗とステージの歌い手しか見えない。





あとは、チームの威勢ある声と遠くまで響く音響だけ。