文学乙女

「本当に…あたしでいいんですか?」





あたしは念を押すように聞く。





「うん」





三枝さんは穏やかに笑いながら、コクリとうなずいた。





あたしは顔を赤くなって、三枝さんを見る。





「こっ、こっ…後悔するかも…知れませんよ」





あたしはハンパなく吃りまくる。





三枝さんはガチガチになるあたしを見るなり、首を横に振った。





「後悔しませんよ」





三枝さんは、念を押すように言った。





「本当に…?」





「本当に」





あたしはぽかんとなったまま、固まる。





軽く深呼吸をすると、三枝さんの顔を改めて見る。





「あ、あた、あた…あたしでよければ…よ、宜しく…お、お願い…します……」




日本語が言えないくらい吃りながら、ペコリと頭を下げた。




「こちらこそ」





三枝さんは、照れくさく笑う。





手が離れると、お互い無言で見合って、また照れくさく笑っていた時。





パンッ!





何かが爆発したような音に、あたしと三枝さんは、ハッと我に返る。