文学乙女

「ありがとうございます。いいんですか?もらって」




「うん。−せっかくだし、縛ってみて下さい」





三枝さんはニッコリ笑った。





あたしは髪をざっくり束ね、白い花柄のシュシュで軽く縛った。





髪型を整えると、三枝さんの方に向き直る。





「こんな感じで…」





シュシュで縛った髪型に、三枝さんは口を開いたまま何も動じない。





「あの……変ですか?」





あたしは気まずそうに聞く。





三枝さんは口が開いたまま、首を横に振った。





「すいません…つい、見とれてしまって」





三枝さんはどぎまぎしながら言った。





「似合いますね。そういう髪型」





「そうですか?ありがとうございます…」





あたしは照れくさくなる。