文学乙女

さっきまで大泣きしたため、泣き疲れて眠っていたせいで、頭がボーッとしていた。






雨で相当濡れたせいか、肩を触れられてる三枝さんの手が温かい。






「濡れたままだと風邪引きますよ」






三枝さんは上に羽織っている水色のシャツを脱いで、あたしの肩にかけた。






「……すいません」






あたしは小さく頭を下げた。






「上行きましょう。身体拭かないと」






三枝さんはあたしを立たせようとする。





「もう少し…ここにいていいですか?」






「?」






「…まだ、ここにいたいんです」