文学乙女

あたしは階段側に座り込み、コンクリートの壁に寄りかかる。






地下にいると、さっきより雨音が大きく響いていた。





両膝を抱いて顔を半分埋めながら、自分のカバンを眺める。






少し薄暗いけど、ここは今のあたしにとってちょうどいい場所だ。






ここだったら誰にも気付かれないから、思い切って泣ける。





声は出さないけど。