文学乙女

時間が立つにつれて、雨はますます激しくなってきた。






外の雨模様をじっと眺めながら、少しでも失恋したショックから立ち直ろうとする。






無理にでも立ち直らなきゃと思っても、そう簡単には出来ない。






却って逆に落ち込む有り様だ。






館内をぼんやり眺めていると、左奥の本棚側に薄暗い空間を見つけた。





あたしはためらうことなくその空間へ歩み寄る。