文学乙女

彼はあたしを見付けると、足早で戻ってきた。





「お待たせしました。こちら4冊でよろしかったですか?」





確認してもらおうと、本を1冊づつ見せる。





あの人と全く正反対で、少し変わった雰囲気の人だった。





顔付きは、良くもなく悪くもない。





ごく普通だが、大ざっぱに言えば穏やかな感じである。





着ている服装は、無地の水色シャツに黒い綿パン。





髪は一度も染めたこともなさそうな、漆黒というくらいの黒髪。





プルシャンブルーのエプロン。





胸元辺りに、ミッフィーちゃんのキャラクターがワンポイントにプリントされている。