文学乙女

「疲れたぁ…」





あたしは息を洩らした。





青信号を待っている中、右側の建物の面々を見る。





さりげなく見ていると、コンクリートの壁に一際目立つ木札を見つけた。





その木札には文学館と書かれていた。





「−あれ?」





あたしはその建物を改めて見る。





てっきり隣の美術ギャラリーと一緒かと思った。





よく見ると、壁の色がよく似ているだけで大きな建物に見えただけだ。