文学乙女

「男出来ないどころか、生きてる価値がねーんじゃねぇの?」





猪原がげらげら笑った。





「ありうるかもな」





榊さんも釣られて大笑いしている。





生きてる価値ない−。





二人の心無い会話に、あたしは悔しさと屈辱で頭がいっぱいだった。





「ちょっと!二人ともやめなよ!」





立花さんが言った。





「秀佳、気にするんじゃない。あの二人のことだから、どうかしてるのよ……秀佳?」





あたしは目に涙を溜めて唇を噛んでいた。