文学乙女

あたしは不意に声のする方を見る。





「うそ…」





あたしは声を洩らした。





緑のチェック柄のスカートを履いた二人の女子高生が、さっきの人に何か話しかけている光景。





しかも右側のセミロングヘアーの女の子が、恥ずかしそうに頭を下げている。





しかも、かわいい系の顔立ちをした女子高生。





更に驚いたのは、彼の手元にピンクの可愛らしい柄の封筒があった。