二人が並んで走るには少し狭いくらいの通路が何度も曲がりながらつながっていた。



「待ってよ〜疲れたよ〜」


「早くしなさいよ!もう、本ばっかり読んで勉強のしすぎよ!」


走り疲れている魔導師にダーク・エルフは言った。


「ブラッディマリィ!急ぐぞ!!」


「はい!!」


「カルーアミルク、急がなくてもいいから追いかけてきなさい!!」