そんな古谷さんが…あの時のことを覚えていて『ありがとう』っと言ってくれた。



嬉しすぎて嬉しすぎて…動揺を隠せない。
絶対顔が赤くなってるよ。



しかもプレゼントまで貰っちゃった。
今日ほどバレンタインが嬉しいと思った事はない。



プレゼントを開けると中には白いテディベアと…透明な袋に《キャンディ》が。



古谷さんは僕のことを考えてチョコじゃなくキャンディにしたらしい。



クラスでもあまり目立たない僕の事もちゃんと見ていてくれたんだ。