調理室に近づくにつれ、お菓子のいい匂いが漂ってきて…。
凌くんはここに居ると確信した。
気付かれないように息を潜め、ドアから中を覗く。
凌くんは昨日と違うグリーンのエプロンを身に着け、チョコにココアパウダーをまぶしている。
どうやら作業が終わったようで『ふぅ~』と息を吐き、右手で頬を撫でた。
ココアパウダーを頬につけ次の作業に取り組む姿にドキッとした。
真剣な顔は凄くカッコイイ。
新たな一面に胸が高鳴る。
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