「玉木…俺はずっと君を見てきたんだよ…君が気付きもしなかった頃からね」 「……?」 額に新田の唇が触れる。 惜しむようにゆっくりと離れた。 「唇にはしてあげないよ…思い出すまでは、ね」 そう言って彼が歪んだ表情で笑う。 でも… 私には彼のその表情がひどく寂しげに見えた… それはなぜ……? 私には、分からない。 第4章 初デート END