「騙されるほうが悪いと思うけど?
だいたいテストは
実力だよ。
残念だったね玉木ちゃん。」


またしばらく
次席のままだね



勝ち誇った笑みで新田が言った


むかつく!



「それにさぁ…」



「…なによ」








「あんなに
にゃーにゃー鳴いたんじゃ次席の貫禄丸潰れだね」




――!!







「これからもお互い
秘密を握ってるって事で…




仲良くしようね?
玉木ちゃん」


黒い笑みで新田が言う。




きっと私はもう二度と



こいつには逆らえない。


第一章 シークレット
END