次の日からあたしはいつものように登校した。


いつものように授業を受けて、

いつものように芙美とはしゃいで、

時には木村君とバカな話しで盛り上がったり。


残り少ない高2の生活を満喫していた……


つもり。


いつもどおり笑えていたはず。


そんなあたしの小さな変化に気づく人は誰もいなかったと思う。



あたしは……


あれからイッペー君のことを意識的に避けていた。