それから僕たちは何度か一緒に通学するようになった。


今までの時間を埋めるように二人の距離は近づいた。



「侑ちゃん少し背伸びたんじゃない?」



「うん、まーな。」



「なんか大人っぽくなったね?」



「そうか?」

顔がほころびる。


「何照れてるの?かわいいんだから笑!」


「からかうんじゃねーよ!」

何もかも彼女には見透かされているようだ。



「ねーねー、私も少しは女らしくなったでしょ?」


「さー?ガキのころから変わんねーよ!」


「あーそうですか!もう。」


本当は

「紗希も大人っぽくなったじゃん」

って言いたかったのに…。


変な強がりとはにかみは未だに直らない。