『入るぞ。』                        風呂場のドアを開けると、    サクは、湯船につかっていた。               『雪ウサ、  遅いよぉ〜(泣)』               『ごめんな。』                       俺は、かけ湯をすると、           湯船につかった。               後ろから抱きしめた。                    『ねぇ、何してたの?』                   『電話してた。』                      『だ、誰に?』                       『誰だと、思う?』                     『………バカ!!』                      『ったく…松本さんだよ。』                 『えっ?     松本さん?』               『そうだけど…              電話ダメだった?』               『どうして、   松本さん?』