寂しそうにうつ向いてブランコに座っている…   サクがいた。               『サク!!』                         って、名前を呼ぶと、      サクは、ゆっくり顔をあげた。               やっぱり、サクだ(微笑)                   俺は駆け寄りサクを抱きしめた。               『サク、  待たせてごめん。』               『怖かった…寂しかった…          雪ウサのバカ…』               って、泣き出してしまった。                 『サク、ごめんな。       こんなにも、冷たくなって…』               『どうして…  遅かったの?』               『急な会議が入ったんだよ。           ごめんな。』               『良かった…          来てくれないのかと思った…』               『それは、俺の台詞だよ。   サク、来てくれて、        待ってくれて有り難うな。』