俺は、ずかずかと、            そいつに近づいた。               そして…                          『おっさん。』                       『私ですか?』                       『そうだよ、他にいるか?』                 『何か、ご用ですか?』                   『おっさんは、         サクとどんな関係なんだよ。』               『サク…サクさん………        って、思い出しました。彼方、三瀬さんのたしか、ご友人の     雪ウサさんですね。私は、訳あって、三瀬さんの弁護を担当しています、      弁護士の松本 優(マツモト ユウ)です。』 って、名刺を差し出した。               『…弁護士?』                       『そうですが?』                      『俺…サクの男かと思った…  突然、すみませんでした。 (__)俺、三瀬 桜の友人の        宇佐美 雪と言います。』