やっと涙もおさまってきた。


「おっ。すげー…。」


颯太の声で空を見上げた。

「わぁ…。」


いつの間にか、雲が晴れて星が瞬いていた。


「綺麗だな!」


「うん。」


本当に綺麗だった。

こんなにキラキラ輝く星空は見たことがなかった。