「そろそろ…話…しようか?」


颯太が切り出した。


「うん…」


急にドキドキしてきた。


「ここじゃ、みんなの声で聞こえないな。あそこに行こうか。」


そう言って指さしたのは、昨日のお昼を食べたサクラの木の下だった。