「どうした?ぼーっとして。」


はっと気が付くと、試合は終わり颯太が目の前にしゃがんでいた。


「なんでもないよ。」


私は、颯太に悟られないように元気よく立ち上がった。


「じゃあ、遅くなったけど昼食にするか!」


「うん。」


私は明るく言った。


今は、いろいろ考えるのはやめよう…


思いっきり楽しもう。


それが一番いい。

そう思った。