「お待たせ。」


クレープを両手に持って颯太が戻ってきた。


「美味しそうだから、買ってきたんだ。」


そう言いながら、私に差し出してくれた。


「ありがとう!」


早速食べてみると、

“ひんやり”

アイスが包まれたクレープだ。


「甘くておいしい!夏にぴったりだね!」


「そうだな。」



しばらく会話をしながら、私たちは木陰で涼んでいた。