「うわっ混んでるな。」


喫茶はたくさんの人。


数十人が既に並んでいるほどの大盛況ぶりだった。


「結構待ちそうだよ。他のところにしようか?」


私はそっと聞いてみた。


付き合うフリをしているだけなのに、お昼食べるのに何十分と一緒に待ってもらうのもなあ…。


待ったりするの嫌いかもしれないし…。


そんな風に思ったからだ。