「そろそろ、何か食べる?」


颯太に言われ、時計を見ると、ちょうどお昼だった。

「そうだね。お昼にしよっか。」


私たちは書道室をあとにした。


「模擬店とかも出てるけど、どこで食べる?」


「家庭科部の出している喫茶が、美味しいらしいから行ってみたいな…。」


「じゃあ、そこで決まりだな!」


颯太は嬉しそうだ。


お昼になり、更に賑わいをみせる模擬店を通り抜け、家庭科部の喫茶へ。