親父も母さんも実際澄花に会って
益々気に入ったみたいで良かった。

澄花もだいぶ緊張もとれて
いつもの澄花らしくなっている。

ご飯を食べ終わると
気を使わなくていいのに
澄花は食器を片付け始めた。

母さんと澄花が並んで洗い物をしてる姿を
リビングで俺と親父が見ている。

なんか何年後かの未来の姿を見ている気がした。

まだ高校生なのに
もう結婚の事を考えている自分に驚いた。

それと同時に不思議な安心感もあった。