空に届くなら

まい・・・マイちゃんか!


きっとよろしくっていいたかったんだよね。シオン、ちゃんと分かったよ。すごいでしょ?

でもそれはこえにはださなかった。ないているマイちゃんにしつれいだとおもっったから。




「わたしは・・みしましおん・・シオンだよ!よろしくねっ」




はじめはシオンとおんなじくらいにみえたけど、マイちゃんはいがいとおおきかった。シオンよりもずっとせがたかかった。



「うん・・・」



マイちゃんはやっぱりげんきがなかったけど、ちょっとだけわらっているようにみえたから、きっとだいじょうぶ。



シオンはマイちゃんのてをにぎって、




「じゃ、まずしーそーであそぼ!」




そういってマイちゃんをひっぱった。でも、マイちゃんはシオンがはしろうとしてもすすんでくれなかったんだ。




「どうしたの?」




マイちゃんはうつむいてかなしそうにいった。




「しーそーってなあに・・・・?」




びっくりした。しーそーしらないこっていたんだ。へんなのっておもったけど、シオンはこたえた。




「たのしいのりもの!ぜったいすきになるからやろ?」