「陸にぃ!!

お願いだからもっかい高校生活送って!!」


「なに言ってんだよ……

無理に決まってるだろ…」



陸にぃはそう言って私の腕を振り払ってきた。


陸にぃは私の2つ年上のお兄ちゃん的存在。

私は陸“にぃ”って呼んでるけど本当のお兄ちゃんではないんだ。



ま、そのほうが私にとっては好都合なんだけど♪

だって私は陸にぃが大好きなんだもん!!



いつも冷たい陸にぃだけど、たま―に見せる笑顔がたまらない!!

私はそのギャップが1番好き!

まぁなんでも好きなんだけどさ…。


陸にぃは私にだけしゃなくて誰にでも冷たいんだけど、

どうやら女子どもにはその“冷たさ”が

うけるらしくライバルはもちろんたくさんいる。