「ん?なんか気分転換にさ??真剣に男二人で語らね?」


スタジオの直ぐ隣の休憩室に移動して、何個か並べられているパイプイスの一番手前のイスに腰かけた。


《何それ、また静香と喧嘩?》


笑いながら言う裕也に


「ちげーよ!たまには、お前の愚痴も聞いてやろうかなってことだよ!」


またムキになった。


《くくっ…わぁかったよ。つか、本当に聞いてくれるの?俺の愚痴。聞いてくれるんだったら…俺ん家の近くのカラオケにしよーぜ!》


「当たり前だろ?あ。あそこのカラオケ??いーよ。んじゃ、明日10時に待ち合わせな♪」


《早ッ!お前女の子かよーっ。》


そう言って裕也は、電話をきった。


俺もボタンを押して携帯を閉じた。




…裕也なら、


俺の気持ちわかってくれるだろ…。


今の


俺の気持ちが…