一体なにが起こったのか


気づくまで時間がかかった。


「陽助さん?」




首を傾げてニヤつく彼女に

どう言葉を返せばいいのかわからない。


つか、


立ってるのが精一杯だし。



「…聞いてる?あ。もしかして初めてとか言わないよね?」


ブンブン


首を横に振る俺がおかしかったのか笑いながら


「ふふっんじゃ、先に帰るね?そんな状態で送られても困るし。」


余裕たっぷりで呑気に栞ちゃんは、俺に手を振った。



「…バイバイ。今さら、だけど…好きだよ?陽助さんのこと。」


彼女は、その言葉を残して去って行った。













…意味分かんねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!