【短編】偽りの笑顔

「……。」

「和希!どうしたの??」

異変に気付いたのは、3回目のデートだった。


「あ、ううん。なんでも無い。」


和希は笑顔でそう言ったけど明らかに変だ。

ふっと、和希の視線の先を見た。