ガララ―

お母さんが出て行く。



「んじゃあ。」



さっきとは全く声が違う。

なんか弱くて…。



「俺はさっきも言った通り、栄一。」



ゲンキは全くなく、
何故か私よりも…

よーく見れば、
体は弱く細くて、

私が手で包み込めそうなぐらい。