執事と羊





「あら、お父さんが....
あの人いつも勝手なんだから...」



妻であるお母さんにも
勝手って言われている。


「まぁ、今は普通だよ?」



「あら珍しい。
美優って前会った時は
何もかもがつまらなさそうだったのに
今は生き生きとしてるわね。」





「生き生き?してるかな....?」



自分じゃ分からないよ。
でも、宝井さんがここに来てから
毎日が凄く速く過ぎて行く





「充実していて良かったわ。
宝井さんに感謝しないといけないわね?」




あたし、変わったのかな?


前は確かに何もかもがつまらなくて
色あせて見えてた。



けど、ブルーの瞳をした
宝井さんが現れてから少し色づいて見えた。





感謝しないとね。


「じゃ、お母さんはお父さんの
所行ってくるからね?」



「うん。」