執事と羊




「....なんですか?」



冷たく言い放たれ、
やっぱりその瞳には勝てない。


ブルーの瞳が余計怖くて......



でも、聞いてみよう。




「なんでそんなに機嫌が悪いのですか?」




余計機嫌を悪くさせちゃったかな?
問いかけても返事がない。




「た、宝井さん?」



「......なんですか?」




おそるおそる宝井さんを見ると



「顔......赤いですよ?」


そう、真っ赤な顔をして
しかも虚ろな目であたしを見ていた。




気付かなかったけれど
息がいつもより荒い気がする。



もしや........



宝井さんのオデコに手をあてると
見事に予感は的中。



「熱、あるじゃないですか!!!」