執事と羊





あたしは意を決して
目の前にある宝井さんの顔を見つめた




「では、おまけでキスを」



「へっ?なっ、なんで!!」



「こうしている間も正直私は
その委員長を妬んでいますよ。


私の大切な美優をメイドにさせることに
でも文化祭というイベントだから
仕方がありませんから。


私は客として美優を指名いたします」



優しい笑みに
あたしの心臓は音をたてて跳ねた



だって.....


そんなこと言われたら


『好き』が溢れてしまいそうで....





「そんな瞳で見つめないで下さい。
理性がきかなくなりますから」




「あ、あの....少しだけ..」



「少しだけ?」



「ギュウって抱きしめていて?」



キスは出来ないけど..