執事と羊




車から出ると、
中と外の温度差を感じて
一瞬体が怯んだ。



「寒い〜......」



1人で寒い寒いと言っているあたしに




「あっ、美優〜♪」



舞衣がやってきた。



「おはよう.....」



「何々〜元気ないぞ〜?」



頬をピンク色に染める彼女は
とても可愛らしかった。



「寒いでしょう?
だから....一瞬だけ、寒さに負けそうだった」



「こんぐらい普通っしょ?
ねぇ..昨日なんで休んだの?」




「き、昨日!?」



"昨日"というワードを聞いただけで
声が裏返って、あたしの目は泳いでばかりいた。



「...ちょっと...?」




「え〜......美優秘密多すぎ〜」