執事と羊






あたしは柚に電話した



「今日、泊めてもらってもいい?」



涙声になりながら、
電波の向こう側にいる柚に話しかけた



「もしかして、喧嘩した?」



「喧嘩っていうか.......
龍夜に聞いても『別に...』
しか言ってくれなかったから、
家出てきた......」




「そう。
じゃあ待ってるわねー?」



少しぐらい心配してくれると
思ったのに、すっごく明るい声で
返事をされた。



ーーーーー.........





「おじゃまします。」



「入って入って♪」


柚はニコニコ顔であたしを迎えてくれた
そんなに嬉しい?



あたし、これでも落ち込んでるのに...



「今日はたっくさん話そうね?」