「宝井さんには関係のないことです。
早く何処か行ってくれませんか?」
羊は冷静に受け流し
あたしの腕を掴むのを止めようとしない
「離して下さい。
こんなに涙を流して........
ほっておけるわけありません。」
『ほっておけない』
その一言でさえも嬉しく思えた
「これから、婚約を発表しようと思ってるんです。
だから、それが終わるまで黙っててもらえませんか?」
婚約?
なんでまた?
あたしは嫌っていったじゃない!!
期限だってまだあるのに
なぜ、こんな時にしないといけないの?
「この際言いましょう。」

