執事と羊

ー宝井龍夜SIDEー




今日はダンスパーティーの日



美優お嬢樣の為に
ドレスをデザインした。


誰かの為にドレスなんて
作ったことないから、
何処か間違っているような気がした。



それでも、美優お嬢樣に着て欲しい
という想いから、
あまり得意ではない徹夜も
苦ではなくなっていた。




そして、今日美優お嬢樣が
俺のデザインしたドレスを着てくれる。



内心、嬉しいけれど
あまり言葉にできないから...
すこし辛かった。




淡いピンクにしたのは
美優お嬢樣の白い肌に合うと思ったから。





派手な色だと、そっちが目立ってしまいそうで
せっかくの綺麗な肌を
強調させたかった。



本当ならば、胸元だって
もう少し空いていないほうが良かった。


なのに奥様が


「このこと、美優に黙っててあげるから
もう少し、胸元を開けてちょうだい?」


と言われ、承諾した。