執事と羊





「なんでよ。」


あたしはちょっと反抗的に返事をした
キスマークのこと、許してないんだから.....



「だって、美優さんと踊れるんですよ?
ずっと、楽しみにしていました。


踊っている間は
誰も邪魔できないですからね?」



企みのある笑みで
あたしの手をギュッと少し強く握った。



振り払おうとしたけれど
ここは公の場。


下手に目立たない方がいい.....


そう思い、振り払うことを辞めた。





「ダンス、踊るだけだから。
それに.........羊とは婚約しないから。」



はっきり言おう。
この際、はっきりいっとけば
羊との変な関係も終わらせることができる。







「好きな人ができたから?」








予想してなかった言葉。
羊は.....気付いていたの?