執事と羊





キスまであと5cm。

吐息が宝井さんの整った髪の毛にかかり
お互いの顔がよく見える。




ブルーの瞳があたしを捕らえて
逃がしてくれない....


物凄い強い眼差しで
あたしを見つめている。



そんな瞳で見られたら.....




................................誰も逆らえない。





「わ....かった....から」





承諾してしまった。


自分から初めてするキス。



すっごく緊張して
震えているのが自分でも分かる。







「目....閉じて.....下さい.....」


すると、宝井さんは何も言わず
ゆっくりと目を閉じた。




目を閉じていても
あたしの心を射抜いているようで...